講演：水野大二郎　氏
日時：２００９年１月２０日（火）午後６時～
場所：杉野服飾大学　２２０２教室

＜講演の概要＞
現在、イギリスを中心としてファッションデザインの新しい研究が世界的に発展しています。それはファッションビジネスの見地からではなく、ファッションデザインを一つの文化的産物として捉える中で浮かび上がる、様々な問題 ーイメージ、消費／生産／再生産、記号、流行、性差、歴史などー を多様な解釈方法によって横断的に解釈しようとするカルチュラル・スタディーズの見地です。
本講義はイギリスにおけるファッションデザイン研究の多様性をふまえた上で、様々な方法論の中からユニバーサルファッションデザインの更なる研究に貢献できる可能性のある、いくつかの横断的な視座をご紹介致します。

＜略歴＞
水野大二郎（みずの・だいじろう）
ロイヤルカレッジオブアート・ファッションデザイン科博士課程後期終了（芸術
博士／ファッションデザイン専攻）
研究対象はファッションと文化社会学・デザイン論
現在、京都造形芸術大学および成安造形大学・非常勤講師にて教鞭をとる傍ら、
ファッションデザインリサーチ＆デザイナーとして活動。